092 マレーヤマネコ(P.planiceps) |
- 日時: 2012/10/28 15:47
- 名前: ****
- 科:ネコ科 Felidae
属:ベンガルヤマネコ属 Prionailurus 種:マレーヤマネコ P. planiceps
学名:Prionailurus planiceps シノニム:Felis planiceps, Ictailurus planiceps 英名:Flat-headed cat 日本名:マレーヤマネコ
保全状況評価:EN(絶滅危惧)
分類:ベンガルヤマネコ属 + マヌルネコ ├─ベンガルヤマネコ属( Prionailurus ) = Asian Leopard Cat lineage │ ├─────サビイロネコ ( Prionailurus rubiginosus = Prionailurus rubiginosa ) │ └─┐ │ ├───スナドリネコ ( Prionailurus viverrinus = Prionailurus viverrina ) (※「059 スナドリネコ(P. Viverrinus)」参照) │ └─┐ │ ├─ベンガルヤマネコ ( Prionailurus bengalensis )(※1) │ └─マレーヤマネコ ( Prionailurus planiceps = Ictailurus planiceps ) └─マヌルネコ属 ( Otocolobus ) └───マヌルネコ ( Otocolobus manul )(※「091 マヌルネコ(Otocolobus manul)」参照)
※1:「089 ベンガルヤマネコ(P. bengalensis)」「090 アムールヤマネコ(P.b.euptailurus)」「009 イリオモテヤマネコ(iriomotensis)」「010 ツシマヤマネコ(P.b.euptilurus)参照
ボルネオ島(インドネシア・マレーシア・ブルネイ)、スマトラ島(インドネシア)、タイ南部に棲息する。 生息地の破壊・環境汚染などにより、生息数が減少し、狩猟や流通が厳しく制限されている。 特に生息地がバイオ燃料の農作物の耕作地へと姿を変えており、環境保護を謳うバイオ燃料がマレーヤマネコを絶滅へと追いやっている。
頭胴長40-56cm。尾長13-17cm。体重1.5-2.2kg。 頭部はやや扁平で細長い。英名の「Flat-headed cat」の由来。 尾は短く、頭胴長の1/3-1/4程度。 太く柔らかい体毛で覆われている。 背面は濃褐色で灰色や黄褐色の斑紋模様がある。 口周り、頬から顎、腹部にかけては、白色である。 小さく丸い耳の背面は黒色で虎耳状斑(白い斑点)がある。 色彩は褐色で瞳孔は縦長。 四肢は細く短い。 スナドリネコ(P. Viverrinus)と同じ様に、指趾の間に水掻きがあり、爪は引っ込める事が出来ない。 流線型の頭部に小さな耳、短い四肢は、カワウソの様な姿をしている。
森林や低木林、池沼などに棲息する。 泳ぎは上手く、水辺を好む。 食性は動物性の強い雑食で、魚類・爬虫類・両生類・甲殻類などを主食とするが、果実なども食べる。
【参考画像】http://ryoquest.sakura.ne.jp/town/laboratory/gallery/0920.html(野良猫総合研究所 Gallery)
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