008 猫の仲間たち |
- 日時: 2012/10/28 17:27
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- 猫の仲間達をどれくらい知っていますか?
『ネコ(猫)(Felis silvestris catus)』 ネコ、または、イエネコと言われる普通の猫です。 リビアネコ(リビアヤマネコ)を起源とする人間と生活する猫たちです。
『ヤマネコ(山猫)(Felis silvestris)』 野生の猫です。 (リビアヤマネコを起源とする家畜種である「猫(イエネコ)」の「野猫・野良猫」とは違います。) 生活環境によりますが、猫よりも一回り体が大きいものが主です。 大型中型のネコ科以外のイエネコを除く小型ネコの総称です。 小型のヤマネコが「Felis silvestris」でオオヤマネコが「Lynx」です。 日本には「ツシマヤマネコ」と「イリオモテヤマネコ」の2種が生息しています。 (両種とも絶滅の危機に瀕しています!)
『トラ(虎)(Panthera tigris)』 現存するネコ科最大の動物(ヒョウ属)。 ユーラシア大陸(アジア方面)・東南アジア諸島に生息。 「シベリアトラ」「ベンガルトラ」「インドシナトラ(マレートラ)」「スマトラトラ」「アモイトラ(絶滅?)」の5種が現存し、絶滅種として「バリトラ」「ジャワトラ」「カスピトラ」がいました。 黄色〜オレンジの体毛に黒の縞模様が特徴。 北方に行くほど色が薄く、体が大きい。 体毛が白いホワイトタイガーは、アルビノではありません。 森林や藪地などに生息し、夜行性で単独生活をしている。 温暖な地域のトラは泳ぎが得意ですが、寒冷地域のトラは泳ぎません。
『ライオン(獅子)(Panthera leo)』 百獣の王といわれるネコ科最強の動物(ヒョウ属)。 「トラとどっちが強いの?」と言われても困るけど、アフリカ大陸の食物連鎖の頂点です。 アフリカ大陸・ユーラシア大陸に生息していたが、インドの保護区を除きユーラシア大陸では絶滅しました。 アフリカ大陸も北部では絶滅し、東部南部にのみ生息しているが、いずれも絶滅の危機に瀕しています。 成獣のオスにのみ、頭部から顎に鬣(たてがみ)があります。 尻尾の先だけ、毛が長くなっています。 体に保護模様はありません。 サバンナに生息し、ネコ科動物では珍しくプライドと呼ばれる群れをなしています。
『チーター(Acinonyx jubatus)』 個人的に子供の頃から大好きだった動物です♪ ネコ科動物の中で最高にセクシーなスタイルだと思います♪ 陸上動物最速で走る動物(チーター属)。 アフリカ大陸とユーラシア大陸南部に生息する。 チーターの爪は、他の猫たちと違い、引っ込める事が出来ません。犬に近い形をしています。 瞬間最大速度120km/hに数秒で到達できるが、持続力は無く200〜400m程しか走る事はありません。 性格はおとなしく、かつてはインドの王族がペットとして飼育していた事もあるくらいです。 (大型ネコ科動物の中でペットとして飼育するのに一番適しています。) 人間の家畜を襲う事はほとんど無いが、他の肉食動物の汚名を着せられ駆除乱獲され、絶滅の危機に瀕しています。 ユーラシア大陸では、ほぼ絶滅しています。 足・胴体は細く、尻尾は長く、全身しなやかなスタイルです。 体に黒い斑点模様があり、目の下に黒い筋模様があります。 頭から背中に鬣(たてがみ)がある種類もいます。 俊足を生かし、獲物狩猟成功率は大型ネコ科動物ナンバー1です! しかし、武器が「俊足」だけなのでライオンやハイエナの群れなどに獲物を横取りされてしまう事が多い。 スポーツシューズメーカーPUMA(プーマ)のマークは、チーターがモデルです。(ピューマじゃありません。)
『ヒョウ(豹)(Panthera pardus)』 体の模様が「豹柄」として余りにも有名なネコ科動物(ヒョウ属)。 アフリカ大陸とユーラシア大陸南部から東部の広い地域に生息しています。(イエネコを除きネコ科で最も広い生息域を持つ。) 体色は黄色で全身に黒斑模様があり、頭部と足を除いた黒斑模様の中心部の色は薄く梅の花の様な形をしています。 全身黒色の個体も存在し「黒豹(black panther)」と言われるが、ただの色違い(劣性遺伝)で同じ動物です。 アジア南部では黒豹の出現率が高く、マレー半島では約半数が黒豹です。 サバンナや森林、岩場などに単独で生息しています。 木登りが得意で、獲物を木の上に吊り上げてから食べます。 南米から北米に掛けて生息するジャガーとは模様が似ているが別の動物です。 パンサー、レパード、パンテーラ、レオパルトは、豹の事です。
『ジャガー(Panthera onca)』 豹と良く間違えられるネコ科の動物(ヒョウ属)。 南米から北米南部に生息しています。 豹と似た模様であるが、斑紋の中心に黒点があります。(ここが特徴です!) 夜行性で単独生活をし、木登り・泳ぎが得意です。 浅瀬で熊の様に魚を捕食します。 浅瀬に立ち、唾液を垂らして水面に落とし、寄ってきた魚を前足で叩く。
『ピューマ(puma)』 北米(カナダ)から南米南端までの広い範囲に生息する北米のライオン(ピューマ属)。 (北米では一部絶滅または絶滅の危機に瀕している。) 別名として「クーガー(Cougar)」「マウンテンライオン(Mountain lion)」「アメリカライオン(American lion)」とも呼ばれます。 北米では単に「lion、panther、cat」と呼ばれる事もあるので注意が必要。(アメリカ人頭悪過ぎじゃない?) 「ネコ科ピューマ属」とした場合の学名は「puma」で、「ネコ科ネコ属ピューマ亜属」とした場合の学名は「Felis concolor」です。 豹の仲間ではなく、どちらかと言えばヤマネコの仲間です。 体は黄褐色単色で模様は無く、耳の縁と尻尾の先端が黒色。 単独で行動し、跳躍力に長けている。眼球が大きく、ネコ科大型動物の中では最も視力が優れています。 スポーツシューズメーカーPUMAの名称は、ピューマから命名された。(ロゴはチーターです。)
他にも、「ユキヒョウ(雪豹)」「ウンピョウ(雲豹)」「サーバル」「カラカル」などなど、たくさんの猫の仲間がいます。 それぞれが特徴を持った独立した生き物です。 ネコ科の動物は、言葉で表すよりもその姿かたちを視覚的に捕らえた時に「カッコイイ」と思います。 そして、子供達は等しく「カワイイ」です。
【参考画像】http://ryoquest.sakura.ne.jp/town/laboratory/gallery/0080.html(野良猫総合研究所 Gallery)
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