067 クチン(kuching) |
- 日時: 2012/02/12 02:32
- 名前: ****
- 「クチン(kuching)」と言う街をご存知だろうか?
マレーシアのボルネオ島北西部にあるサラワク州の州都であり、クチン省の省都である。
200年前、サラワクはブルネイのスルタンによって治められており、地元民の抵抗が強かった。 1839年にイギリス人探検家ジェームズ・ブルックが英国海峡植民地政庁の協力で制圧し、褒賞としてサラワクを割譲させた。 ラジャ(藩王)に任ぜられ、「白人王」として1841年に彼自身の王国を設立(サラワク王国)した。 クチンは当時より首都とされ、中心地とされた。 その後100年はブルック家が、イギリスの軍事力・政治力を背景にブルネイの領土を獲得し拡大した。 1941年12月24日に日本軍が占領し、第二次世界大戦終戦まで日本軍の軍政下に置かれていた。 日本とも縁の深い土地なのです。
「クチン(kuching)」とはマレー語で「猫」であり、「クチン市(kuchong city)」とはそのまま「猫の街」なのです。 我が「野良猫タウン(NORANEKO town)」と同じ香りが漂ってくるではありませんか! クチンは「city」でこっちは「town」だから、随分格下ですけどね……^^;
クチン市内や街の中心部のロータリーには猫の彫像があり、猫の博物館もある。 勿論、おみやげ物には「猫の小物」もたくさんあります。 但し、クチンへ行った人たちのブログなどを読んでも「街には猫が居ない」そうです^^;
また、クチンの語源は、クチン周辺に最初に入植したインド人の言葉のヒンドゥー語の「コーチン(Cochin、港)」という意味だったかもしれないとも言われている。
|
|