066 ヒーデン・キサ（Hiiden-kissa）

日時： 2012/02/05 18:26

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フィンランドには、独特の民話や伝承や伝説が多数存在します。
それはフィンランドが北欧の中で独特な文化を育んで来た証です。
エリアス・リョンロートがそれらを纏めた民族抒情詩「カレワラ（英雄の地）」と言うものがあります。

1827年、「ワイナミョイネン・古代フィン人の神格」という論文を発表。
1833年、「ワイナミョイネンの民詩集」（「原カレワラ」）を発表。
1835年、「カレワラ・フィンランド民族太古よりの古代カレリア民詩」（「古カレワラ」）を発表。
1849年、「新カレワラ」を発表。

その話の中に登場する大きな森の城に住む悪霊「ヒーシ」と一緒にいる猫が「ヒーデン・キサ（Hiiden-kissa）」です。
行く先々で恐ろしい事を引き起こすが、魔法を善行にも使う。

フィンランド語「Hiiden」とは「巨大」、「kissa」は「猫」で、「Hiiden-kissa」とは「巨大な猫」です。