060 ウンピョウ(N.nebulosa) |
- 日時: 2012/01/11 07:54
- 名前: ****
- 目:ネコ目 Carnivora
科:ネコ科 Felidae 属:ウンピョウ属 Neofelis 種:ウンピョウ N. nebulosa
学名:Neofelis nebulosa 英名:Clouded leopard 和名:ウンピョウ(雲豹) 別名:タカサゴヒョウ(高砂豹)・タイワントラ(台湾虎)
インド北東部、インドネシア(スマトラ島、ボルネオ島)、タイ、中国南部(大陸、海南島)、ネパール東部、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、台湾の 標高2,000-3,000mの森林に生息する「大型の最小のネコ科」動物です。 台湾及び中国海南島では絶滅したと思われる。
体長62-107cm。尾長55-90cm。体重16-23kg。
体毛は黄褐色で模様に特徴があり、胴体部には黒い縁取りのある雲形の斑紋、足には黒い斑点がある。 和名はこの雲上の模様を由来としている。 耳介は丸く、後方は黒く白い斑点模様がある。(虎耳状斑)
犬歯が非常に大きく、ネコ科動物の中で体重に対する犬歯の比重は一番大きい。 現代のサーベルタイガーです^^ 遺伝的にサーベルタイガー(スミロドン)の子孫と言うわけではありません。 その証拠にサーベルタイガーと違い、下の犬歯も非常に大きいのです。
インドネシアの熱帯雨林からネパール山脈の麓まで生息しているが、野生のウンピョウは見つける事が困難で生態は不明な部分が多い。 他のネコ科動物同様に単独生活をしていると予想されている。
多くのネコ科動物が木登りを得意としているが、その中でもトップクラスである。 大きな前足と爪を利用して、逆さまにぶら下がる事が出来る。 後ろ足首が柔らかく回転させる事で、頭を下にして木を降りる事ができる。 短めの四肢と長めの尻尾がバランスを保つのにも適している。 視力が良く、距離を正確に把握する事に長けている。
シカやブタを地上で狩猟する。 また、サルやリス、鳥などを木の上でも狩猟する。
体調的に「中型のヤマネコ」と言わずに「大型の最小のネコ科」と言ったのは、主食として好んで狙う獲物は小ー中型の有蹄類である事。 これは大型ネコ科動物に類似した特長で、この点がヤマネコ類とは際立って異なる点です。
--------------------------------------- 亜種:N.n.nebulosa 亜種:N.n.brachyurus 台湾(絶滅種)
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