059 スナドリネコ(P. Viverrinus) |
- 日時: 2012/01/11 07:58
- 名前: ****
- 目:ネコ目(食肉目) Carnivora
亜目:ネコ亜目 Feliformia 科:ネコ科 Felidae 亜科:ネコ亜科 Felinae 属:ベンガルヤマネコ属 Prionailurus 種:スナドリネコ P. viverrinus
学名:Prionailurus viverrinus 英語名:Fishing Cat 日本名:スナドリネコ
スナドリネコの和名は「漁をする」の意味である「漁(すなど)る」の名詞形「漁(すなど)り」から「漁(すなど)り猫(漁猫)」であり、英語名「Fishing Cat」の和訳である。 この名前を付けた動物学者は、センスあると思います♪
スナドリネコはベンガルヤマネコの亜種とされ、生息地域はインドネシアの島々からインドシナ半島、中国南部・インド地域です。 身体的特徴としては、体長57〜86cm、尾長25〜33cm、体重5.5〜14.0kg。 インドに生息する個体は体が大きく、インドネシアに生息する個体は体が小さい。 体色は地色が灰褐色で黒褐色の斑点があります。
特筆すべき特徴として、指の間に僅かながら「水かき」があります。 また、ネコ科動物には珍しく「爪を格納できない」猫です。 ネコ科動物で爪を格納できないチータや原始的な猫であるイリオモテヤマネコとは進化過程が違い、スナドリネコは爪を格納する鞘が退化したためです。
泳ぎが非常に上手く、自発的に川などへ入り、向こう岸へ泳いで渡る事もします。 カエル・ザリガニ・貝・魚などを主食としますが、陸上の小動物も捕獲します。
気性がとても荒く、羊やヤギなどの家畜を襲う事もあり、人間の子供をさらった記録もあります。 イギリスの動物学者ライデッカーによると、 捕らえたばかりのスナドリネコを人間に慣れた若い雌ヒョウの隣の檻に入れた所、 金網を破り、自分の2倍もあるヒョウを殺してしまったそうです。
---------------------------------------- 亜種:Prionailurus viverrinus viverrinus(Felis viverrina viverrina) インドネシア(スマトラ島)、東南アジアからインドにかけての地域 亜種:Prionailurus viverrinus risophores(Felis viverrina risophores) インドネシア(ジャワ島、バリ島)
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