005 猫の放し飼い |
- 日時: 2011/09/10 02:06
- 名前: ****
- 犬は放し飼い出来ません。
人に危害を加える危険があるため、法律で禁止されています。 人間が犬を飼うようになったのは、狩りの手助けをさせたり、人間の代わりに見張りをさせたり、人間の仕事の手伝いをさせる事が目的でした。 ですから、人間は昔から犬が逃げ出さない様に紐などで拘束した状態で飼う事をしていました。
猫は犬とはまったく逆の飼われ方をしてきました。 人間が猫に求めた仕事は、「ネズミ捕り」です。 何処から入り込むか分からないネズミを捕獲するためには、猫に自由な行動をさせる方が効率的です。 その為、古来から世界中で猫は放し飼いにされてきました。
日本では大きな猫虐待の歴史はありませんが、ヨーロッパでは猫虐待の歴史があります。 キリスト教が猫を悪魔の使いとして認定し、魔女狩りと共に多くの猫が命を落としました。 猫崇拝をする他教徒を迫害する目的でしたが、この猫虐待がネズミの増殖をもたらし「ペストの蔓延」を引き起こし、多くの人間が命を落とす結果となりました。
近年、猫の放し飼いや野良猫が問題となっています。 庭に入り込んだ猫は「害獣」呼ばわりされています。 猫が嫌いな人が庭で「ウンコ」されたら、そりゃ……我慢できないでしょうね^^; 猫のオシッコも匂いが強いですからね^^;
しかし、猫達はそんな人達の家にもネズミが侵入しない様に見回ってくれているのですよ。
ネズミが蔓延して「ペスト大流行」なんて事になる方が、私はイヤです。 都会には、整備された下水道に大量のドブネズミが棲みついています。 高層のオフィスビルには、大量のクマネズミが棲みついています。 人間社会が豊かになれば、ネズミ達も同じ様に増えるのです。
街に棲む猫達がいなくなれば、ネズミ達は今以上に増える事になるでしょう。 放し飼いされる猫や野良猫たちを「害獣」扱いする前に、歴史を振り返る事も大切な事と思います。 猫が庭に入る事を「不衛生」とするより、ネズミが増える事の方が私には「不衛生」です。 ※これは、私が個人的に異常なほど「ネズミが嫌い」な所為でもありますけど^^
「野良猫」と決め付ける前に、地域に貢献している部分を評価して欲しいです。
私は「ネズミが自由に走り回る」街よりも 「野良猫が平和に昼寝をしている」街に住みたいです。
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