048 チータ(Acinonyx jubatus) |
- 日時: 2012/01/11 08:04
- 名前: ****
- 目:ネコ目 Carnivora
科:ネコ科 Felidae 属:チーター属 Acinonyx 種:チーター A. jubatus
学名:Acinonyx jubatus 英名:Cheetah 和名:チーター
大型ネコ科動物の中で一番好きなものは「チータ(チーター)」です。 その模様から「ヒョウ」と間違われがちですが、贅肉の無いスマートな体系はネコ科動物の中で唯一の存在です。
ネコ目ネコ科チータ属チータ種(Acinonyx jubatus) 身体的特徴は、黄色〜黄褐色に黒斑点、腹部は白く斑点はありません。 尾には輪状の模様があります。 目から涙状の黒い帯が伸びているのが特徴です。 体長は約100〜150cm+尾50〜90cm。 体重は約35〜65kg。 他のネコ科動物と違い足が長く、爪は収められない。 停止状態から3歩で60km/h以上に達する瞬発力の持ち主で、数秒で最大115km/h程の速度に達する地上最速の動物です。 但し、持久力は無く350〜550m程の距離しか走れません。
チータはその俊足を生かし、獲物捕獲率が50%と他のネコ科動物よりも圧倒的に高いです。 しかし、格闘は苦手なため、捕獲した獲物をライオンやハイエナなど他の捕食者に奪われてしまう事が多い。
19世紀には、アジア〜アフリカに100,000頭以上が生息していましたが、 アジアではイランの約200頭を除いて絶滅、アフリカに約10,000〜13,000頭が生息しているのみとなった絶滅危惧種です。 ナミビアに3,000頭あまりが集めっているのが最大の集団で、他はまばらに存在するだけで繁殖による自然増加は望めません。 他の肉食獣に襲われる危険がある弱い大型肉食獣であるチータは、自然保護区に生活できません。 ですから、保護区外に生息するチータが大半で、密猟などの危険や家畜を守るために駆除されるチータが後を絶ちません。 チータが家畜を襲う事は余りないんですが……。
チータは、大型肉食獣の中で一番飼い馴らす事が容易な生き物です。 インドでは「貴族はチータを飼う」事が当たり前でした。 古来人間は、チータを飼い馴らし、狩猟に用いてきました。 それは西洋諸国にも広がり、スポーツハンティングへと発展し、多くのチータが捕獲されました。 飼育下でのチータの繁殖が出来ず、その数は見る見る減少したのです。 現在でも飼育下でのチータの繁殖はとても困難です。
---------------------------------------- 亜種:Acinonyx jubatus hecki 亜種:Acinonyx jubatus jubatus アフリカチーター African cheetah 亜種:Acinonyx jubatus venaticus アジアチーター Asiatic cheetah シノニム:Acinonyx rex(キングチーターが独立亜種として登録されたが、変異個体のためシノニムとされる)
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