004 ネコの縄張り |
- 日時: 2009/10/05 13:31
- 名前: ****
- ネコ科の動物は、基本的に単独で生きていきます。
例外は、ライオンです。 ライオンは、一頭のオスに複数のメスが群れを成して生活しています。 子供のライオンは、メスならそのまま群れに残る事もあります。 (基本的に近親相関はしないので、オス(父親)が若い場合は成長したメスは群れを離れます。) オスは、成長すると群れを離れて、メスを探します。 別の群れを乗っ取るか、単独行動するメスと新たな群れを作ります。 ライオンの群れは、女系家族です。 メスは、親子だったり、姉妹だったり、血族である事がほとんどです。 そこへ、強いオスを迎え入れて群れを形成します。
チーターも母娘姉妹で行動する事があります。 しかし、オスを交えて群れを成すのは、若い兄弟姉妹に限られます。
縄張りの広さは、餌となる動物の量により異なります。 これは、ネコも同じです。 餌が豊富な地域のネコは縄張りが狭くなります。 (室内飼いのネコは、餌が充分なので室内の縄張りだけで満足です) 自分の棲家(安全な場所)を中心に餌場となる縄張りを確保します。
♀ネコは、子育てが終わると自分の縄張りから子供たちを追い出します。 子供たちは自分たちが生きるのに必要な餌を確保できる縄張りを探します。 ♂ネコは、餌場となる縄張りの周りにいる♀ネコに子供を生ませます。 ですから、餌場となる縄張り以上に広い範囲の縄張りを見回る事になります。 この様にネコは♂も♀も単独の縄張りを持って生きる生き物です。
疑問に思った方もいる事でしょうね? 家の近所でネコたちが集まっている所を見た事がある人もいるでしょう。
家の周りにいるネコは、野生でもなく、野良猫でもない場合が多いです。 ネコ好きに餌を貰ったり、しっかり餌をもらえる飼いネコたちには、餌場となる縄張りは必要ありません。 飼いネコにとっては、自宅以外の場所は自分の行動範囲と言うだけです。 食べる事に満足しているネコ達は、無用な戦いはしません。 ♀の取り合いをする時以外、戦う必要がありません。 そして、ネコ達が集う場所は、どのネコ達にとっても居心地が良い場所なのです。 ですから、自然にネコ達が集まってきます。 そこは、ネコ達にとって、餌場ではなく安全な休息所なのです。
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