029 ペットロス症候群 |
- 日時: 2009/10/26 05:27
- 名前: ****
- 「ペットロス症候群(シンドローム)」と言う病気を知っていますか?
これは猫の病気ではなく、猫や犬を飼育している「人間が患(わずら)う病(やまい)」です。 特にペットである猫や犬に人間と同じ感覚で接し、深い愛情を注ぐ方が掛かってしまう病気なのです。 ペットを亡く(ロス)した人の心にぽっかりと穴が開いてしまう病です。 その症状は多用ですので一概に症例は上げられませんが、無気力や脱力感、激しい感情の変化など様々な症状が現れます。 その発症は、子供より大人(特に老人)に現れる事が多いです。
猫や犬などペットの寿命は、人間よりも短い場合がほとんどです。 (亀など一部例外もあります。) ペットが飼い主よりも先に旅立つ事は、ペットを飼い始めた時から予想出来ている事です。 自分が先に死んでしまう事を予定している人は少ないと思います。 (飼い主に先立たれたら、残されたペットがどうなってしまう事か!) 猫にしても犬にしても、自分よりも先に死んでしまう存在なのです。
家族であり、友人であり、人生の良きパートナーであるペットが死んでしまう事は、非常に辛い現実です。 しかし、ペットの死も人の死も、残された人は乗り越えて行かなければいけません。 それが、生きると言う事なのです。
人間は「後悔する動物」と言われますが、後になっていつまでもグダグダと悔やむのは人間だけなのです。 (それが人間の証とも言えますけど……) 動物達は日々を精一杯生きているのです。 亡くなったペットも日々を精一杯生き、飼い主に愛情を注いで生きてきたのです。 亡くなったペットは後悔などしていません。 飼い主にたくさんの愛情を注がれて、天寿を全うしたのであれば、きっととても幸せな生涯だったと思います。
幸せな生涯を全うしたペットの死を残された人間がいつまでも引き摺っていては亡くなったペットも浮かばれません。 飼い主が愛した様にペットも飼い主を愛しています。 亡くなったペットは、飼い主の幸せを願っているはずです。 自分が原因で愛する飼い主が病気になっているなど亡くなったペットには不本意に違いありません。
だからこそ、生きている間に精一杯の愛情を注いであげましょう! 生きている間にたくさん遊んであげましょう! ブラッシングなど丁寧にしてあげましょう! たくさん、会話をしてあげましょう! 死んでから悔やむのではなく、生きている内にたくさんの事をしてあげましょう!
とは、理解していても…… ペットを亡くして、心に穴が開いてしまう事は事実です。 「こんな辛い思いをするのなら、二度とペットなんて飼わない!」と決め付ける前に、 あなたが大切にし、幸せな生涯を送ったペットと同じ様な幸せを次のペットにも与えてあげて下さい。 それが、心に開いた穴をきっと塞いでくれる事になります。
私自身、かつて交通事故で亡くした猫の死に泣き続けた記憶があります。 目を見開き口から血を流し、暖かいのに動かず横たわる猫を撫でながら、泣き続けました。 とは言っても「ペットロス症候群」にはなっていません。 泣きながらも「目を閉じさせ、血をふき取り」綺麗な姿にしてあげました。 ただ、その時に「二度と猫なんか飼いたくない!」と強く思った事があります。 (現実には、一ヵ月後に仔猫が我が家にやって来たのですけどね。)
今は野良猫クンにたくさんの愛情を注いでいます。 あ〜野良猫クンが死んだら、ペットロス症候群を患いそうでイヤだな〜。
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