003 猫を飼う |
- 日時: 2009/10/05 13:31
- 名前: ****
- 猫を飼う理由は何でしょうか?
「家のネズミを獲ってもらう」ためと言う方は少ないでしょう。 勿論、飲食店や穀物倉庫をお持ちに方もいるとは思いますが……。 多くの場合は、ペットとして家族にされる方が多いと思います。
では、その入手方法は? ・子供の時から、家で猫が飼われていた。 ・捨て猫を拾ってしまった。 ・野良猫に餌を与えたら、居付いてしまった。 ・知り合いに仔猫を貰った。 ・ペットショップで購入した。 色々な出会いで猫を飼われると思います。
現在の私は、近所で生まれた野良猫クンと縁あって暮らしています。
犬を飼う人のほとんどの方は、犬に「予防接種」を受けさせます。 これは、「狂犬病」などを防ぐために法律で定められている事が大きいです。 猫を飼う人のほとんどの方は、猫に「予防接種」を受けさせません。 ある統計によると80%が未接種だとの事です。
「予防接種」は誰のために実施するのでしょうか? 勿論、病気にならない様に「犬や猫」のためにするのです。
日本では幸いな事に「狂犬病」は根絶している状態です。 (今後、外国から入ってくる可能性もありますが……) 犬猫に限らず、野生の狐や狸にも「狂犬病」は発生していません。 「衛生」に関する日本人の高い意識が現在の状況を作り上げたのでしょう。
そのおかげで、犬達の多くは他のワクチン予防もしてもらえます。 ところが、猫には予防接種を受けさせる義務がないため、野放し状態です。
「ウィルス性鼻気管炎」「カリシウィルス」「汎白血球減少症」「白血病ウィルス感染症」等、予防できる病気はたくさんあります。 しかも、これらの病気に掛かる猫達がたくさんいるのも事実です。
飼い猫が病気になってからでは遅いのです。 猫も苦しみますが、それを見ている飼い主も苦しみます。 猫の飼い主になるのならば、「予防接種」を受けさせてあげて下さい。
※「予防接種」を受けていないと、交通事故などで緊急手術が必要な場合でも手術を断られる事があります。
完全室内飼いの猫なら、大丈夫? 残念ながら、決して大丈夫ではありません。 逃げ出した時に他の猫に接触して感染したり、 飼い主が外出先で感染している猫から貰ってきてしまう事もあります。
「ワクチン予防」は、病院によって「毎年、受ける」とか、「10年は大丈夫」など意見が分かれる所はあります。 毎年、予防接種する事が一番良いとは思います。 しかし、せめて一度でも受けておいた方が良い事は言うまでもありません。
あなたは、猫を何処で入手しますか? 血統書付きの「純血種」を手に入れたいのなら、ペットショップやブリーダーから購入する事になります。 ファラオの宮殿で飼われていた聖猫を甦らせた様な「アビシニアン」。 ヤマネコと同じ様なワイルドなスポット模様の「エジプシャンマウ」。 全身毛無しの「スフィンクス」。 虎猫ではなくトラの模様を施した「トイガー」。 品格すら感じる女王様の様な「メイクーン」。 純血種には様々な魅力がありますね。 ただ、どれも高価で毎日のお手入れも大変です。 飼われる時には、心して可愛がってあげて下さい。
「雑種」と言われる普通の猫でいいと言う方は、「捨て猫」や「里親募集」に目を向けて下さい。 特に処分を待つばかりの「保健所」や「動物保護センター」にいる猫達に目を向けて下さい。 彼らは、人間の都合でその命を奪われようとしています。 中には「純血種」と思われる猫達もいます。(血統書がないので分からない。) きっと、あなたが気に入る猫がそこにいます。 これから猫を飼われる方は、是非、入手先に「保健所」を加えて検討して下さい。
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