023 ことわざ・慣用句 |
- 日時: 2009/10/14 18:38
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- 猫に関する諺(ことわざ)や慣用句はたくさんあります。
猫好きとしては正しく使わなければいけないですよね。
「猫に小判」 どれだけに高価で貴重な物でも、その価値が分からない物に与えても意味が無い。
「猫を被(かぶ)る」 知っていながら、知らない振りをする。 本性を隠して大人しそうに振舞う。
「猫の手も借りたい」 非常に忙しく、働き手が足りない様子。 役立たずの猫にも手伝わせたいほど忙しい様子。
「猫も杓子(しゃくし)も」 誰もかれも、全員。 ※杓子=水をすくう道具。
「猫ばば」 拾った物(正規に手に入れた以外の物)をひそかに自分の者にする事。
「猫に木天蓼(またたび)」 効果覿面! 大好物! 良い意味で使う。
「猫に鰹節」 過ちを犯しやすい危険な状態。 悪い意味で使う。
「猫に栄螺(さざえ)」 好物だけど手の出し様が無い状態。 ※生のサザエは猫に与えてはいけません!
「猫が肥えれば鰹節が痩せる」 一方に利があれば、一方に損がある。
「猫の額(ひたい)」 狭い事の例え。 特に面積の小さい土地の例えに使われる。
「猫の鼻」 冷たいものの例え。
「猫の目」 移り変わりが激しい変化しやすい様子。 女心など変わる場合などに使われ、良い意味で使われる事は少ない。
「猫舌」 熱いものを食べる事が苦手な事。
「猫の尻尾」 有っても無くてもいい物の例え。 ※慣用句であり、猫の尻尾を切ってはいけません!
「猫足」 音を立てずに歩く事。 机や椅子の足などで、猫の足に似た形の物。
「猫背」 背中が丸くなって前かがみになっている様子。
「猫毛」 髪の毛が柔らかくすぐ寝てしまう猫の毛のような様子。
「猫撫声(なでごえ))」 甘く媚を売った声。
「鼠捕る猫は爪を隠す」 才能のある人は、むやみに人前にその才能・技能を見せる事はない。 ※「能ある鷹は爪を隠す」と同義語。
「猫の食い残し」 食い散らかした様子。
「猫に九生あり(A cat has nine lives)」 猫は九回生まれ変わる。 執念深い。
「猫を殺せば七代祟る」 猫は執念深いので、猫を殺すと子孫七代まで祟(たた)られる。
「猫は三年の恩を三日で忘れる」 恩知らず。
犬は人に懐きやすく飼い主に従順な動物ですが、猫は警戒心が強く人に懐きにくく飼い主の命令など聞き入れない動物です。 これは、それぞれの動物の持って生まれた習性なのですが、人間にとって都合の悪い猫の習性の所為なのか、残念な事に悪い諺や慣用句が多いですね。 農耕民族である日本人にとって、貯蔵された穀物をネズミから守る猫は、大変重宝されました。 また、仏教においては大切な経典をかじるネズミを退治するため、大切にされてきました。 しかし、夜行性である猫は、昼間はゴロゴロと寝てばかりで、夜になると活発に行動し、また、暗闇で光る目が神秘的で妖艶であるため、日本人は猫に恐れを抱いたと言われています。 その恐れのため、悪い諺が多かったり、「化け猫」などと言う妖怪までも日本には現れてしまいました。 それでもたくさんの諺や慣用句が有ると言う事は、それだけ「日本人にとって猫は身近な存在」と言う事なのでしょうね。
まだ、他にも多くのことわざ・慣用句があります。 知ってる方は、意味も添えて追加してくれると嬉しいです♪
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