016 仔猫の不思議 |
- 日時: 2009/10/05 13:38
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- 猫は一度の出産で1〜8匹(平均4匹)の仔猫を産みます。
猫には乳首が左右4つずづ(計8つ)あります。 ですから、全ての仔猫が必ず乳首にありつける様になっています。 この時、仔猫達は自分専用の乳首を決めます。 不思議な事に他の仔猫の乳首や余っている乳首から乳を飲む事はありません。 一度決めた乳首は、生後2週間位まで独占します。 その後は、他の乳首からの乳も飲む様になります。 理由は分かりませんが、他の仔猫と不要な争いを避けるためではないかと思われます。
仔猫は生後1週間ほどは、母猫から離れません。 しかし、1週間も過ぎると、筋力も発達し盛んに動くようになります。 目はまだ良く見えていない(生後10日位まで目を開かない)ので、動き回っている内に巣から離れてしまってもどちらに戻れば良いのか分かりません。 この時仔猫は、巣に戻るために自力で這い回ります。 不思議な事に仔猫は這い回る時に「片方の前足」だけで進みます。 すると当然の様に「斜め前」へ進む事になり、そのまま「円を描く」様に文字通り這い「回り」ます。 ですから、巣から遠ざかってしまう事がありません。 巣が見つからないとそのまま円を描き続けます。
しばらくして巣が見つからない時は、「みゃーみゃー」と鳴き、救いを求めます。 母猫はこの声を聞くと仔猫を救出に向かいます。
仔猫に関する豆知識として……。 仔猫に「牛乳」を与えても発育しません。 勿論、何も無い場合は、与えないよりも与えた方が良いかもしれませんけどね。 猫の乳と牛の乳では(勿論、他の動物の乳も)、構成される成分が違います。 簡単に言えば、それぞれの子供が必要としている栄養分が違うと言う事です。 仔猫は「たんぱく質」をたくさん必要としますが、牛乳には猫乳と比べてたんぱく質が半分ほどしかありません。 母猫のいない仔猫に乳を与えなければいけない場合などは、ペットショップで「猫乳」を購入しましょう! 猫によっては、牛乳を分解する酵素が体内に無く、大人の猫でも下痢を起こす場合がありますので注意が必要です。
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