106 ボルネオヤマネコ(Pardofelis badia) |
- 日時: 2013/05/01 15:42
- 名前: ****
- 目:ネコ目 Carnivora
科:ネコ科 Felidae 属:マーブルキャット属 ( Pardofelis ) = Bay Cat lineage, (アジアゴールデンキャット属 ( Catopuma )) 種:ボルネオヤマネコ P. badia
学名:Pardofelis badia シノニム:Felis badia, Catopuma badia 和名:ボルネオヤマネコ 英名:Bay cat, Bornean red cat
保全状況評価:EN(絶滅危惧)
分類:マーブルキャット属 ( Pardofelis ) = Bay Cat lineage ├─────────────アジアゴールデンキャット ( Pardofelis temminckii = Profelis temminckii = Catopuma temminckii ) ├─────────────ボルネオヤマネコ ( Pardofelis badia = Catopuma badia ) └─────────────マーブルキャット ( Pardofelis marmorata )
生息地域はボルネオ島(インドネシア・マレーシア・ブルネイ)のみの固有種。 体長50-68cm。 尾長32-43cm。 体重2-4kg。 全身が赤茶色か灰色の体毛で、頭頂部に不明瞭な3本の縞模様。 頸部の毛が逆向きに生えるのが特徴である。 尾の上部半分は体毛と同色だが、下部半分は白色。 胸部・腹部・四肢に不明瞭な斑紋が入る。 耳は小さく、顔の両脇にある。 耳背面の毛は黒いが虎耳状斑(白い斑紋)はない。 瞳孔は円形。
標高900m周辺の森林や岩場に生息する。 小型哺乳類や鳥類を食べる。
1855-1992年までの間に9頭しか捕獲例がなく、その生態も解明されていない。 森林開発などで生息域が破壊され、生息数は減少している。 インドネシア・マレーシア両国では、法的保護をしている。
2003年以来目撃例が無く絶滅していると危惧されていたが、 2011年1月13日にマレーシア森林当局が2009〜10年にサラワク州北部のプーロンタイ国立公園付近撮影した写真を公表した。
「アジアゴールデンキャット(C.temminckii)」と共に「アジアゴールデンキャット属(Catopuma)」に分類されていたが、 遺伝子調査の結果「マーブルキャット属 ( Pardofelis )」に 「アジアゴールデンキャット(P.temminckii = Profelis temminckii = Catopuma temminckii)」 「ボルネオヤマネコ ( P.badia = Catopuma badia )」 「マーブルキャット ( P.marmorata )」 として分類されるようになった。
【参考画像】http://ryoquest.sakura.ne.jp/town/laboratory/gallery/1060.html
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