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010 ツシマヤマネコ(P.b.euptilurus)

日時: 2011/12/04 21:17
名前: ****

目:食肉目 Carnivora
亜目:ネコ亜目 Feliformia
科:ネコ科 Felidae
亜科:ネコ亜科 Felinae
属:ベンガルヤマネコ属 Prionailurus
種:ベンガルヤマネコ P. bengalensis
亜種:アムールヤマネコ P. b. euptilurus
   マンシュウヤマネコ P. b. manchurica
変種:ツシマヤマネコ P.b.euptilurus

学名:Prionailurus bengalensis euptilurus
英名:Tsushima Leopard Cat
和名:ツシマヤマネコ

日本では、「猿」と言えばニホンザル、「狐」と言えばアカギツネ、「山猫」と言えばツシマヤマネコの事を指していました。
(イエネコが野生化した「野猫」を山猫と呼ぶ場合を除いて……)
昔は対馬で森林に入れば必ず目撃するほど豊富に生息していたのですが、現在では目撃例もほとんどないほどの絶滅危惧種です。
沖縄の西表島に生息するイリオモテヤマネコが持て囃される影で危機的状況はほとんど変わらないのに未だに「特別天延記念物」には指定されていないのが現状です。
(天然記念物には指定されています。)
しかし、1994年「種の保存法」により国内希少野生動植物種に指定され、「福岡市動物園」で繁殖・人工飼育が続けられています。
(2006年、分散飼育を目的として「井の頭自然文化園」「よこはま動物園ズーラシア」でも人工飼育を始めました。)

ネコ科ネコ亜科ベンガルヤマネコ属ベンガルヤマネコ種アムールヤマネコ亜種ツシマヤマネコ変種。
頭胴長(頭からお尻まで)50-60cm、体重3-5kg。
耳は三角形で、耳の裏に白い斑紋がある。
ずんぐりした体型で尻尾は短く太い。

200年ほど前(江戸時代)の文献には普通に「山猫」と記述され、1900年代初頭には対馬全域に普通に生息していました。
毛皮の利用価値は低かったけれど、肉が美味とされ山猫を専門に狩る猟師もいた様です。
本州から猟犬が導入され、その数が激減した様ですが、それでも1945年頃には山に入れば普通に見られる状態でした。
その後、森林伐採による営巣地の破壊や林業の発展による照葉樹林や混合樹林の伐採・針葉樹の植林などにより、食物となるネズミや野鳥などの小動物が減少が追い討ちを掛けました。
更に対馬にはツシマヤマネコよりも雑食性の高いツシマテンやチョウセンイタチといった競合動物が多く、野良猫や野犬の増加もツシマヤマネコの生活圏を切迫しています。
農薬や農家の仕掛ける罠、交通事故もツシマヤマネコの減少の原因のひとつです。
1970年代には、300頭まで減少。
1980年代には、100-140頭。
1990年代には、90-130頭。
2000年代前半の調査では、80-110頭にまで減少し、絶滅の一途を辿っています。
このままでは、確実にツシマヤマネコは絶滅してしまいます。
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