res(88) 奪力に関する考察 ( No.88 )
日時: 2013/09/14 12:11
名前: 雪風
参照: http://yukikaze-roa.at.webry.info/

>>83
確かに虎猫さんは『奪力が悪』だとは言っていませんが、他に言っている方々が居ますので>>82は其方への反論です。

奪力合戦の安定した対策は『同じ土俵に上がる』事だとの意見が出ています。
ですが、これって通常編成の強い球団を相手にする時も同じ事が言えるんですよね。

TIE強豪の一般的な形は『打力が強めで鉄壁の守備力と強力な先発投手陣』になります。
これに対する安定した対策は『打力が強めで鉄壁の守備力と強力な先発投手陣』のチームを作る事でしょう。
つまり、『同じ土俵に上がる』事です。
多少は打力重視だったり守備重視だったりはしますけど、基本は同じ形です。
守備と投手力で守り勝つ野球ですね(守備力が非常に上がり易いというもあるでしょうが)。
それが安定し、名無し化や引退での戦力入れ替わりの時の編成も組み易く、かつ逆指名制度により簡単に戦力低下をしないという側面も有ります。

ですが、同じ土俵に上がると奪力合戦にしろ通常球団にしろ勝ち負けは『運勝負』になってしまいます。
特にTIEは投手力がバカ高いので尚更ですね。
1−0ないし2−1という接戦が多くなる以上はラッキーパンチだろうがなんだろうが1点取れれば圧倒的優位になります。
それが3点や4点ともなればかなりの確率で勝てますよね。

仕掛けで弱い投手を狙うというのが大前提なのは確かなのですが、それでも狙う相手投手が二流投手なんてケースばかりでは有りません。
そうすると、どうしても『スーパーエースクラス』を避ける為に『エースクラス』を相手にしないといけない場合が出てきます。
ですが、エースクラスともなれば簡単には打たせてくれません。
下手をすると先発全員がスーパーエースクラス、中継ぎにもエースクラスという事だってあります。
そうなると野手年代のバランスを取った打線がどれだけ機能するかなんて分かりますよね?
まず得点できません。

得点力を上げる為に野手の年齢を偏らせると、今度はその集団が引退した時に壊滅的な得点力不足に悩まされる事になります。
下手をすると守備力の整備もできないかもしれません。
つまり、『常に優勝争を狙う』事はできなくなります。
点が入らなきゃ勝てないんだから当たり前ですよね。

かといって、年齢別にバランスを取っていてはライバル球団とさほど得点力は変わらない訳で。
大して得点力が変わらないなら上手く仕掛けても少し有利に試合を運べるだけです(とはいえ、その少しが大きいんですけれどね^^)。
要は『運次第』で試合が決まってしまうという事ですね(その『運』を良くする為に打力を上げる訳ですが)。
運が良い方が点を取って守り切る。
これじゃ『安定した勝利』なんて望むべくも無いですよ。
確かに常に優勝争いには加われるでしょうが、そこ止まりでしょうね。

ですが、此処に俊足巧打のベテラン選手1〜2人に奪力を取って貰うだけで得点力は格段に上昇します。
長距離砲は奪力を取るよりも闘気なり豪力の方が得点力が増しますし、奪力取得だと余り打てなくなってしまいます。
ですが、俊足巧打なら奪力取得でも十分打てます。内野安打も期待できる為でしょうね。
奪力対策の編成をされると厳しいですが、奪力対策を取っていない球団には効果は抜群です。
そして基本は『奪力対策は取れない』のです。奪力所持の球団以外に対して不利になりますからね。

ですから、基本的には奪力が『効率が良い』得点力増加方法なんですよ。
そして、それは他球団に対して『得点力』での『アドバンテージ』を稼ぐ事になります。
つまり、安定して勝てる可能性が高くなる訳です。無論、確実に勝てる訳じゃないですけど。

奪力の最大恩恵は『相手投手を早期降板させる事』ではないですよ。
最大の恩恵は『安定したチームバランスで安定した得点力を生み出せる可能性が高い事』です。
要は『無理なく常に安定した攻撃力を維持し易い』ということです。

そりゃぁ集団で使えば相手先発なんて即KOです。
ですが、集団で取ってしまうと効果は一過性の物でしかないですし、対奪力の対策を採られると逆に不利になります。
ですが、1〜2人ならシーズン中に限っては対奪力対策を取られても不利という程でもありません。
また、対奪力対策を採った球団が他の通常球団に対して不利な戦い方を強いられる事を考えると損はないとも言えます。
つまり、『無理なくチーム力を維持できて、ライバルチームに対し優位に立てる』から奪力は強いのだと思います。

私は奪力容認派ではありますが、推進派ではないので奪力考察はこの辺りにしておきます。
こういう意味では確かに『チート特能』なのは間違いないでしょうね。
超特なだけはある、という事ですか。チームとして見た場合には非常に割安ですから。


ちなみにですが、私は『TIEの特色』を消して欲しいとは思いません。
奪力を残したまま奪力合戦が嫌だと言うのなら『此処までしないとダメでしょう』と言ったまでです。
確かに追加で特能を作ったり取得制限を設けるのも良いでしょうが・・・
それって『今後何か問題が起きたら同じような対処をし続ける』という『場当たり的な対応』に終始することになるんじゃないですか?
>>82は『やるなら根本的な原因を取り除かないと無理だと思いますよ』という意味で述べました。

やったらやったで私が嫌っているバランス変更になってしまいますけれどね。