res(77) Re: ■世界のニュース2 ( No.77 )
日時: 2011/11/03 21:48
名前: なしあ

自由貿易が豊かにしうる

あくまで「しうる」可能であるというだけの話ではあります。
ただ今の利益の総和が最大化されたものだとするなら、アメリカに利益が移動するというのは分かります。
自由貿易は、利益(利潤の方が妥当かも…)をより大きくするものですから、その増えた分やそれ以上を、
一部が独占する可能性はありますが、基本的には豊かになれるはずだ。というのが、事実解明的な経済学の
言明になるでしょうか。

ただ、これには大きな変化や現役世代の負担になる可能性は十分にあります。ここら辺り(将来世代と現役世代の扱い)は経済学の課題とされている部分です。しかしながら、少々規範的かもしれませんが、将来世代を苦しめる可能性も考慮すべきです。

ここらでざっくりとした分析をしてみましょうか。私の規範的分析ではどちらが妥当か結論が出ているわけではないですが、TPP反対が多いようなので、ちょっと角度を変える視点導入でもしてみましょう。できるだけ事実解明的に(ただしあくまでちょっとだけ未来を見る程度の気軽な御遊び程度に) 
TPP自体、具体的には見えてこないので、かなり大雑把になることお許しください

アメリカにルールの主導権があるわけではなく、現在交渉段階です。

日本の農業には大きな生産性改善の余地があります。つまり輸出産業に転換可能です。淘汰はあるでしょうが

医療保険制度は、現在の制度の維持には限界があります。不安を抱えた若者からむしりとって今まで一番稼いできた、このままいけば、日本市場もっとも相対的に稼いだことになる世代の面倒をみることになります。いずれにせよ大きな改革がいつかあります。別にTPPを拒否しても、この制度は近い将来消える公算が高い。

TPPにより新薬承認が促進されたり(共通ルール整備など)して、これまで治療できなかった人に薬を得れる可能性があります。

外国人労働者の問題ですが、日本国内の求人数と求職数はほぼ同じですが、ミスマッチによって失業もしくは就職難に苦しんでいるともいわれます。(資料を提示できなくてすいません。優秀な方探してみてください)
日本人のつきたくない職業に流入してくることには歓迎でしょうし、
日本人にも海外で就職しやすくなるのですから、今までと変わらない競争ですよ

海外に進出されてしまうと税収は減ります。製造業に出ていかれて、税収を捨てますか?

最後に、自由貿易はいつか達成される公算が高いです。その体制にいつ変わるかだけの問題です。